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kaidaten's blog~書評ノート~

日経新聞の要約や書評を中心にエントリーしてましたが、最近はざっくばらんにやってます。

人は口癖とおりの人生を歩む

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人は口癖とおりの人生を歩む

 

という格言を聞いたことがあるが本当だろうか。

 

人の思考は、長期的にみれば物理的な作用を及ぼし、我々が存在する世界で、時空間的な影響力をもつ。そんな胡散臭い話が、量子力学という未だ謎が多い学問分野で証明されようとしているそうだ。

 

優しい言葉をかけ続けた水と、汚い言葉を浴びせ続けた水。同じ条件下に置かれた水の結晶であっても、その形状には確かな差異が生じるという。有名な実験である。

 

にわかに信じがたいことだが、仮に真実だと仮定した場合、私の今後の人生はどうなるのだろうか。

 

大前提として、私は一日の大半の時間を魅力的な女性の胸部のサイズに関する思索に費やしている。さらに、それを日常的に言語化し、外部に発信し続けている。「今TVに出てるお天気お姉さん、何カップかな〜?」という言葉を妻に投げかけ、半ば諦めかけたような声で「知らん」という言葉を頂戴し、一日が終わる。これが私の日常だ。

 

そして、もう一つ。

 

妻への感謝の言葉も忘れない。私は妻のことが本当に好きだ。あまりにも一緒にいすぎて、一日でも離れると何かソワソワしてしまう。本当に彼女には感謝しているし、私の人生で一番ラッキーだったことは、彼女と出会い、生涯の伴侶として人生を歩むことができていることだ。

 

ちなみに、二番目にラッキーだったことは、へっぽこ珍道中な家族ものとに産まれたことで、三番目は京大に入れたことだ。

 

学生時代は、常に渇望し、乾いた状態でいたが、今はだいたいのことに満たされている。他人と争う気持ちが年々薄くなり、妻と自由気ままに好き放題言って、おいしい手料理を食べて、たまに外出して遊んで、適当に仕事をする。

 

私の興味は、家族への愛と純粋なる自分の知的好奇心から来るスキルの向上であり、仕事とは、家に帰っておいしくご飯を食べるための「調味料」にしか過ぎない。

 

そんな私のこれからの人生はきっと、カップ数に妄想を膨らましつつ、家族と仲良く過ごしておいしいものを食べ、たまにBBQとかして楽しむことになるのだろう。

 

何年か後に、このエントリーを見返しながら私は何を思うのだろうか。あっBBQとかするようになった!やっぱり人は口癖通りの人生を歩むんだ!とか思ったりするのだろうか。だとしたら私の人生は幸せに満ち足りている。

 

 

人生に乾杯。

 

お酒飲めないけれども。ちなみにカフェインもNG。