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kaidaten's blog~書評ノート~

日経新聞の要約や書評を中心にエントリーしてましたが、最近はざっくばらんにやってます。

今年観て一番よかった映画はこれだ!

視聴作品から今年一年を振り返る

2017年はどんな一年だっただろうか。清水寺で発表された「今年の漢字」は、「北」。ミサイルによる挑発を繰り返す北朝鮮の総書記の姿が目に浮かばないだろうか。Jアラートに驚かされた人も多いはずだ。

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さぁ、今週のはてなブログのお題は「2017年一番よかった映画・ドラマ・アニメ」だそうだ。

 

1年365日、テレビやスマホから様々なメディアを通じて、多くの作品を視聴することができた。その中から一番よかった作品を選出することはなかかな難しいが、2017年の最終日にその苦行に耐え、以って2018年の家庭の更なる発展を願う。

 

2017年は、新作はもちろんのこと、旧作への造詣も深められた一年であった。

 

きっかけはAmazonプライムビデオへの加入。年4,000円弱の契約料金で、旧作から新作まで多様な映画・アニメ・ドラマを視聴することができる。加えて、当ブログでも過去紹介したように、オリジナル番組も充実している。かくいう我が家も恋愛ドキュメント番組「バチェラー」にガンはまりしてしまい、気づけば無料期間が過ぎ、自動的に正会員に昇格してしまっていた。

 

Amazonプライムビデオのラインナップは、アカデミー賞受賞作をはじめとした名作から低俗なゴシップ番組まで幅が広く、かつ定期的に新作も追加される。消費者のニーズ開拓に余念のないその戦略に、御多分に洩れず我が家もがっつり心掴まれてしまった。

 

はてなブログから提供されたNetflixのバナーを記事下に掲げておきながら、競合のAmazonプライムビデオの宣伝をする。はてなブログのキャンペーンに応募してみたものの、数多の応募の中から私が豪華商品を獲得することはないだろう。なぜなら、はてなのスポンサーはNetflixだからだ。

 

 

 

今年観た中でよかった映画

さあ、前置きが長くなったが、本題の「今年観て一番よかった作品」を紹介しよう。今年観て一番よかった作品は、ずばり「帝一の國」だ。

帝一の國

帝一の國

 

なぜ、この作品が一番かというと、この作品を今年最後に観たからだ。ベンジャミンバトンやエクス・マキナ、ビューティフルマインドなど、過去の名作も存分に視聴してきたが、ぶっちゃけ一番印象に残っているのは、一番最後に観た作品だ。

 

帝一の國のあらすじを紹介しておくと、時は昭和、官僚一家の長男に生まれた赤羽帝一は、総理大臣になることを人生の目標に掲げ、キャリア官僚の父の教えを忠実に守り行動する優等生。進学先である「海帝高校」は日本一の進学校で、政界への人材輩出もはんぱない。海帝高校の生徒会は政界の最大派閥となっており、そのトップに君臨する生徒会長は、未来の総理大臣への最短の近道と言われている。ちなみに東大への推薦入学も約束される。帝一は、海帝高校の生徒会長になるべくさっそく生徒会入りし、数多のライバルと知能戦を繰り広げるのであった。

 

この作品のジャンルはあくまで”ギャグ”なのであるが、政界の派閥争いの様子を生徒会というフィールドを使って匠に表現しており、男心をくすぐる内容になっている。なんやかんや働く男の興味関心の一つにあたる「出世競争」をおもしろおかしく描いている。だからおもしろい。

 

出世競争といえば、「シン・ゴジラ」は、官僚内の力関係をリアルに・細かく作品に落とし込んだことが爆発的ヒットの要因の一つとなった。シン・ゴジラのおもしろさに比べれば、帝一の國のクオリティは低いと言わざるを得ない。総制作費も全然違う。「シン・ゴジラ」は、間違いなく日本を代表する作品のラインナップに加わっただろう。

 

奇しくも、この名作を私が初めて観たのは、今年だ。YOUTUBE内のレンタルにより視聴した。つまり、今年観てよかった一番よかった映画は「シン・ゴジラ」だ。