kaidaten's blog~書評ノート~

日経新聞関連の時事ネタを中心に書評ノートを公開中。小説や実用書、自己啓発本についてもたまにエントリー。

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思考は現実化する

書評

【携帯版】思考は現実化する

【携帯版】思考は現実化する

 

 

自己啓発書の王道中の王道とも言える書籍

 

「明確で具体的な目標を持つ」「それを日々意識する」「目標達成のための具体的な計画を立てる」「計画を行動に移す」「失敗から学び困難を乗り越え、さらに強くなる」「偉大な力の存在を意識し、それと繋がる」

 

以上のような内容を多くの偉人の事例とともに紹介しており、ボリュームはそれなりにある。巷の噂では、ナポレオン・ヒルカーネギーと実は面識がなく、書籍を売り出すために彼の名を引用したという説もあるが、書かれている内容自体は真の成功哲学に値するものである。

 

数年前、私が初めてこの本を読んだときの話。その内容に感銘を受け、自分自身が変われる!という高揚感を持った。

 

しかしながら、数日も経つと、他の多くの読者と同じように、日々の業務に忙殺されその内容を実践することもなく、本棚の奥にこの本をしまっていた。

 

今改めてこの書籍を読み返してみても、やはりこの教えは正しいと思う。しかし、以前の自分がそうであったように、実際にその教えを日々の生活に活かすことは容易いことではない。ある程度の克己心と粘り強さが必要となる。

 

私は今、自分自身の信仰を通じてこの教えを実践している。昔から伝承されてきた普遍的な教えには、どんなものであっても必ず共通点がある。正しい教えでなければ、必ず淘汰されるはずだからだ。私はこの本を読み返すことで、自分自身の信仰の正しさを改めて実感し、とても嬉しく感じている。

 

この本を読んだ人に私が伝えられることは、大きな成功や幸せは「正しい教え」を”実践”することでしか得られず、その実践こそが最も大変で難しいということだ。モチベーションがなんであってもいい。私は自分自身の信仰を通じて、この本の中に書かれている内容を日々実践している。

 

どうか一人でも多くの人が、”行動を起こし”、自分自身を幸福の境涯に導き、周りの人や社会に貢献できるようになってほしい、と今の私は思う。

 

 

 

内容抜粋

 

自己啓発書を読むと心踊るものである。しかし、それでお終いにしてしまったら、やはり、一服のトランキライザー以上のものではなくなってしまうだろう。しかしそれでは、得られる多くのものをページを閉じた時点で放棄するようなものだ。実行に移さなくては何の意味もない。

 

忘れないでいただきたい。力となるのは、単なる知識ではなく、応用された知識なのである。自己啓発書を読んで学習することの目的は、行動することにある。一つのアイディアやノウハウに根ざした行動である。

 

ナポレオン・ヒル哲学の第一原則

はっきりとした願望や目標を持つこと、そしてこの価値ある願望や目標を達成するために、燃えるような意欲を育むこと。これこそが、「ナポレオン・ヒル博士の確立した成功哲学」の第一原則である。

 

逆境の中には、それがひどいものであればあるほど、その中にはその逆境のひどさに見合った、強力な幸せの種子が隠れているのです。不幸を幸運に変える、つまり、逆境であればあるほど、貴重な体験を重ねることができるのです。

 

もし私がこの『新しい哲学』を一つのプログラムにする仕事を君に頼んだら、君はどうするかね。もちろん、協力者や君がインタビューすべき人たちには、紹介の手紙を書いてあげよう。とりあえず五〇〇名だ。この成功プログラムの編纂には二〇年間の調査が必要だが、その間、君はこの仕事をやる気があるかね? イエスかノーで答えたまえ。

 

不動の信念に支えられて、願望(目標)を最後まで追求する、という強い意欲(モティベーション)が、あなたの人生を大きく左右することを心にとめておくこと。そしてまた、このような脳力は誰もが持っている、ということも。

 

その財産とは、成功の原則を活用することによって、目に見えず、手で触れることもできない思考が物理的な報酬に変わりうるという事実を知ったことである。

 

富は、ある日突然、まったく予期しない形で目の前に現れるので、一般の人々は自分が富を得ていなかったときには、それがいったいどこに隠れているのかわからないのだ。

 

燃えるような願望や目標が、確固たる行動に転化したとき、あなたの思考は現実化するのである。

 

願望実現のための6カ条

1、あなたが実現したいと思う願望を「はっきり」させること。単にお金がたくさん欲しいなどというような願望設定は、まったく無意味なことである。

2、実現したい望むものを得るために、あなたはその代わりに何を”差し出す”のかを決めること。この世界は、代償を必要としない報酬など存在しない。

3、あなたが実現したいと思っている願望を取得する「最終期限」を決めること

4、願望実現のための詳細な計画を立てること。そしてまだその準備ができていなくても、迷わずにすぐに行動に移ること。

5、実現したい具体的願望、そのための代償、最終期限、そして詳細な計画、以上の4点を紙に詳しく書くこと。

6、紙に書いたこの宣言を、1日に2回、起床直後と就寝直前に、なるべく大きな声で読むこと。このとき、あなたはもうすでにその願望を実現したものと考え、そう自分に信じ込ませることが大切である。

 

信念というものは、願望という、形を持たない一種の思考を、物理的な実体(たとえば金)あるいは現実的事実(たとえばスポーツで優勝する)に転換するのである。すなわち信念によって、思考は紛れもなく現実化するのだ。

 

感情を伴った思考は、強い信念と結びつくと、やがて物理的な実体へと変換していく。なぜならこのように”完全武装”した思考は、おのずとバイタリティを目覚させる。バイタリティは行動力と結びついているからである。

 

「感情と結びついた思考は、似たような思考を引き寄せる磁石となる」 人間の心も常にその心と調和する他の心を引き寄せている。どんな間も、計画も、また願望や目標も、それに調和する仲間を引き寄せる。そうやって自分の信念やその他の脳力を強固にしていくのである。

 

知識が力になり得るのは、知識が、目標に向けた行動プランの中で活用されたときだけである。

 

「明確な目標」と「完全な行動計画」があれば、アイディアを富に変えることができる

 

成功の黄金律

自分がして欲しいと思うことは、何よりもまず他人にそうしてあげることだ

 

すべての人は自分を売り込むセールスパーソンでなければならない。将来がどの程度輝かしいものかは、あなたが他人に提供するサービスの質とサービス精神による。それが「クイック・クイック・スロー(QQS)」の公式と呼ばれているものである。

1、サービスの質(クオリティのQ)

これは誠意に満ちたサービスのことだ。一見、こまごましたサービスをしているようでも、形式的で配慮に欠けていたら、相手は容易にそれを見透かしてしまうだろう。

2、サービスの量(クオンティティのQ)

より多くのサービスは、「より多くのサービスをしようとする習慣」によってもたらされる。ここではプラスアルファの魔法が活かされる。「サービスの量」は経験と実績を積んでいく中で、もっと自分の仕事の量を増やそうと(自主的に)考えていくうちに、その考えが習慣となって生まれてくるものである。

3、サービス精神(スピリットのS)

これは、仕事仲間や部下が、あなたの考え方に賛同し積極的に努力しようという雰囲気になったときに、素晴らしいシンフォニーのような調和が自分たちばかりでなく、相手(たとえば客)との間にも生ずるものである。

 

どんなに成功しても、病気では幸福にはなれない、病気の多くは、セルフ・コントロールの欠如が原因である。たとえば、次のようなものがある。

(1)暴飲暴食による不摂生

(2)否定的な考えにとらわれる習慣

(3)性生活における不摂生

(4)運動不足

(5)不適切な呼吸法による新鮮な空気の不足

 

富を築き、それを合法的に所有する方法は、たった一つしかない。それは、人々に有益なサービスを提供することである。

 

願望実現のための不可欠な要素

願望から金銭的な価値を生み出すためには、忍耐力は不可欠な要素である。その忍耐力の基礎とはなるのが「黄金の力」だ。この意思の力と願望が結びついたとき、恐るべき力を持った何かが生まれる。

 

忍耐力を習慣として身につけた人は、たとえ失敗しても、あたかも失敗そのものを保険にかけているように涼しい顔をしているものだ。そのような人こそ、どんなに失敗を重ねても、最後には梯子の最上段に登りつめることができる。ときには何者かが陰に隠れていて、あらゆる種類の失敗を経験させることによって、忍耐力のテストをしているように思えるときすらある。だが、その失敗にもめげず、挑戦を続けている人だけが目標に到達するのだ。このとき、世界はこう叫ぶのだろう。「おめでとう!あなたならきっとやり遂げると思っていた!」

 

忍耐力を鍛えるために

1 目標・願望の明確化

2 強いエンスージアズム(熱意)を伴った目標実現意欲

3 自信

4 計画の明確化

5 正確な知識

6 マスターマインド

7 意思の力

8 習慣

 

数え切れないほど多くの人々が、年齢を問わず、他人への憚りということで自分の一生を台無しにしてしまっている。これも批判を恐れてのことである。どんなに相手が立派で、高潔な人物であれ、あなたの正当な希望をあきらめさせたり、自由に生きる権利を侵害することができない。自然の法則に照らし合せても、そのようなことができる何の根拠もないのだ。

 

どのような最低の失敗であっても、そこから何の利益も得られない、ということはない。その失敗を別の面での成功に結びつけるのは当人の心構え次第なのだ。たとえそれを成功と結びつける接点がほとんどなくても、まったくないなどということはない。

 

失敗や逆境の中には、すべてそれ相応かそれ以上の大きな利益の種子が含まれている。

 

あなたの設定した目標を達成させるための計画に熱意を持つ六つの秘訣をここで紹介しよう。

1 熱心で楽観的な人々とつき合うこと。

2 まず財政的な成功を築きあげるために働くこと。

3 成功のノウハウをマスターして、日常の生活に適用すること。

4 健康に注意すること

5 PMA(積極的心構え)を維持すること

6 他人の手助けをすること

 

マスターマインドというのは、このような二人以上の、何らかの願望や目標を持った人間の集まりのことであり、また、それらの人々の間で行き交う、波長の合った思考のバイブレーションのことである。

 

人間の普通の感覚では、その動きを見たり聞いたり触れたりすることはできない。これらの振動の効果についてはまだわからないことが非常に多いが、いずれわかるようになるだろう。無線通信は、ある範囲の振動によって生ずるものだ。しかし振動数をもっと増やしていくとどうなるのだろうか。私には、脳が何かを考えているときに出されるものも、高い振動の一つの表れではないかと思う。

 

二つ以上の脳波が調和のとれた協力するとき、一つの頭脳よりもはるかに大きなエネルギーを生み出すことができる

 

マスターマインドはこうして維持せよ

1 気心の知れた人と協調グループをつくる

2 討論クラブになってはいけない

3 話の内容は部外秘にすること

4 グループは成長する

5 仮入会の期間を儲ける

6 人生の成功の原則への賛同

7 議長を参加メンバーの回り持ちにする

8 主たる目的を選ぶ

 

心の平安というものは、本来はシンプルな状態なのだということを再認識してもらいたいのだ。成功者や高い地位にある人と知り合ってみると、「案外、気取らない人だ」という感想をよく聞く。

 

人間の忍耐力とは、その人がやっている仕事を好きか嫌いか、あるいは愛するかどうかということによって決まってくる。

 

人間は、自分の愛する仕事に携わっているとき、または愛する人のために仕事をしているときに、最も仕事の効果をあげるものである。

 

奉仕をしてその報酬を得ないということはない。それは、仕事をしなければ報酬を得られないのと同じくらい確かなことである。

 

人生というものは、言い換えれば障害と困難の克服なのだということを理解すべきだったのだ。

 

人間の脳は思考の振動の送受信局だということに気づいた。ラジオ放送の原理と同じような仕組みによって、人間の頭脳というのは、他人の頭脳から発する振動を受信する脳力を持っている。他人の頭脳から発信されたものを受信するだけでなく、他人の潜在意識さえ直接に交信できるようになる。

 

これほどの複雑な組織が、単に肉体の成長と維持のためにだけ存在するものとは考え難い。一四〇億個という細胞を持った脳組織は、他人と交信したり、あるいは目に見えない力と交信するためにあるのではないだろうか?

 

失敗したら、失敗を分析することだ

どんな状況であれ、失敗したら、その状況を分析してみることだ。そうすれば、どんな失敗にもそれに見合った利益の種子が含まれているという、深い真理に行き当たるはずである。これは失敗が必ず熟した果実となって利益を与えてくれるという意味ではない。失敗には種子が含まれている、ということにすぎない。それを見つけ出し、芽を出させ、豊かに実を結ばせるには、人それぞれが目的を明確に持って積極的に独創力を働かさなければならない。

 

どのような現実であれ、失敗として受け止めないかぎり、失敗はこの世にはないことがわかるはずだ。