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kaidaten's blog~書評ノート~

日経新聞の要約や書評を中心にエントリーしてましたが、最近はざっくばらんにやってます。

佐藤優のお墨付き!「知性を高める本」

 

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執筆と読書を極める佐藤優

本屋に通う人なら、鋭い眼光を飛ばすこの恰幅のよい男性の書籍を一度は目したことがあるだろう。

 

元外務省主任分析官を務めたエリートでありながら、背任容疑での逮捕歴もある異例の経歴の持ち主佐藤優

 

彼の著作は、共著も含めると150冊にものぼる。また、執筆活動に積極的であると同時に、希代の読書家でもあり、ありとあらゆる分野の書籍を貪るように読了している。

 

当エントリーは、週刊ダイヤモンド2015年10/17号にて彼が取り上げた「知性を高める良書」について紹介しようと思う。

 

 

佐藤優氏がお勧める自らのスペックを高める書籍一覧

佐藤優氏は「読書」という行為を以下のように捉えている。

 

「人間が何かを表現する際には、『読む力』『聞く力』『話す力』『書く力』が問われるが、『読む力』は全ての力に勝る。読む力なくして、聞いたり、話したり、書いたりする力が高まることはなく、その読む力を付けるためには読書しかない。読書をするということは、教養を高めて自分のスペックを高めることである」

 

そんな彼がダイヤモンドの記事の中で触れているのが反知性主義に陥ることの危険性。

 

反知性主義とは、いわゆる嫌韓本、日本礼賛本といった書籍に書かれている内容を指している。上記の類の本は、出版社の売上目的だけに発刊された”毒”本であり、決して読む必要はない、と彼は強く指摘している。

 

一方で、自らのスペックを高めてくれるナショナリズム関連の本として、以下のような書籍を紹介してくれている。佐藤優お墨付きの良書だ。一読の価値ありと言えるだろう。

 

 

 

▪️想像の共同体

ナショナリズム本としては有名な一冊。佐藤優氏個人的には、過去にリプロポートやNTT出版から出ていた版の方がよいとしている。最新版は、翻訳は良いが、著者の考え方が変わり、「新聞の技術」などの重要な論考が削られてしまっているとのこと。

 

▪️民族とナショナリズム

 

▪️ネイションとエスニシティ

 

▪️ナショナリズム

 

▪️民族と国

 

私も読んだことがない本ばかりだ。今度時間を見つけて読んでみようと思う。皆さんも良書を通じた「読書」で自らのスペックを高めていこう。