kaidaten's blog~書評ノート~

日経新聞関連の時事ネタを中心に書評ノートを公開中。小説や実用書、自己啓発本についてもたまにエントリー。

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逃げないこと

苦しいことから逃げないこと

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「KAROSHI(過労死)」という言葉が海外で普及するほど、日本人は働きすぎと言われている。

 

私もその一人だ。

 

過去、「パニック障害」という精神疾患にかかったことがある。日本人の約100人に1人がかかる病気だそうだ。

 

当時担当していたプロジェクトは軒並み炎上し、後始末に追われ続けていた。日々長時間残業を続け、自宅に帰ると風呂にも入らず寝てしまうこともしばしば。

 

「逃げたい」

 

当時の心境は今でも鮮明に覚えている。そんな状態で普通に働き続けることができるわけもなく、徐々に会社に行けなくなった。

 

心療内科にかかり、医師から手渡された診断書には「病名:鬱病。一ヶ月の休養を要する」という記載。

 

二日後。診断書を会社に提出する前日の夜のこと。

 

身体中に電撃のような痺れが走り、激しい動悸に襲われた。あまりの違和感に救急車を呼び、緊急外来に運ばれることに。初めてのパニック発作だ。

 

即休職。実家に帰り休養に入った。

 

その後の闘病生活を経て、私の中で働くことに対する価値観は確実に変わったと思う。

 

仕事よりプライベート。自分の身体や大切な人々の方が何よりも重要で優先すべきである。自分の仕事は自分で選べないのだから、心身を壊さない程度に適度にやればよい。それが真理だと。

 

 

 

しかし、考え方を変えようと、働き方を変えようと、辛いこと・きついことは人生において、誰にでも、絶対に訪れる。パニック障害を克服した”後”の私についてももちろん例外ではない。これこそが真理だ。

 

そして、辛いこと・きついことから逃げようとすると、逆にその苦しさが後ろから「追ってくる」

 

仕事を休んでも、膨大な時間を持て余し、かえって精神がやられることもある。環境を変えても、一から何かを学ぶ中に障害は必ず生まれ、ストレスがかかる。

 

人生において、苦しさは訪れる。それから逃げると、何らかのかたちで苦しさは追ってくる。

 

私の場合、心の中で目の前の仕事から逃げ続けた結果、最終的にパニック障害という病気にかかった。後ろから追ってきた苦しさに飛び蹴りされたようなものだ。

 

受け売りだが、「苦しみの森を抜けていく。それが何よりも近道」だと今は思う。悪いことは一時的で、長期的にみれば状態は絶対に好転する。そしてそれが自分の糧となる。

 

私は病と闘った。逃げずに闘った。だから状況は良くなった。

 

心の持ち方の問題だ。しんどい状況にあっても、心の中で勇敢に立ち向かえば、心の中で「逃げなければ」、状況は好転する。

 

私は今、またしんどい状況にある。

 

が、逃げずにやっている。端からみればバタバタしているが、私は逃げずにやっている。少しずつ、少しずつ好転している。

 

苦しさに「立ち向かう」ことだ。そして最後に勝てばよい。