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kaidaten's blog~書評ノート~

日経新聞の要約や書評を中心にエントリーしてましたが、最近はざっくばらんにやってます。

キングコング西野の革命のファンファーレの内容について

キングコング西野の2冊目のビジネス書

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

 

キングコング西野が2冊目のビジネス書を発売したという。早速、自宅近くのブックカフェで「革命のファンファーレ」を拝読した。現代のお金と広告について書かれた本には、ビジネスに対する西野の考え方が随所に散りばめられていた。

 

そして、その内容を今、私はほとんど覚えていない。

 

 

 

つまり、その程度の本なのだが、西野の販売戦略はさすがだと思う。中身の薄いビジネス書をここぞとばかりに売る。本書は、基本的に西野の公式ブログの内容に基づいているので、再確認というか、新たな発見はなかったのだが、どうすれば結果が出るのか、本の流通の段階から丁寧に戦略を練って、その通りに実行している彼の実行力には脱帽である。

 

絵本「えんとつ町のプペル」も、内容よりもクラウドファンディングを利用した分業制による制作や、無料の絵本展など、販売戦略が凝っていておもしろいと感じた。実際に本は売れていて、結果は伴っている(絵本そのものが誰かの心を動かしたかは別にして)。

 

西野がなにかすると聞くと、おもしろそうなことが起こると思ってしまう自分がいるのだ。

 

それにしても彼は、普段ブログでは結構いいこと言ってるのに、実際に喋ってるのを見るとどうしてこうも残念に感じるのだろうか。

 

いじり倒されるているから?それとも実はゴーストライターをはじめとしたブレインがバックに控えていて自分で文章書いてないから?

 

もしかしたら芸人だから喋りがうまいと私が勝手に思い込んでいただけなのかもしれない。彼にはアートの才能がたしかにある。ビジネスに対する緻密な戦略を紡ぎ出す経営者的な能力もある。言葉ではなく、絵や文章で物事を伝えることの方が得意な可能性もあるのだ。バイアスを抜きにして考えることも重要だ。

 

これからもファンタジー大好きな中年芸人西野亮廣の動向を勝手に見守っていこうと思う。彼はウォルトディズニーを倒すそうだ。なぜ倒さなければならないのか、その真意は一切不明だが、とにかく倒すそうだ。

 

そうそう。一昔前、携帯のソーシャルゲーム全盛期、任天堂の倒し方を知ってるとか声高に叫んでる企業があったっけ?あの会社、今どうなってるんだろう。あの時いきってた社員は今どうしているのだろうか。

 

そして西野亮廣はこれからどこに向かうんだろう?