kaidaten's blog~書評ノート~

日経新聞の要約や書評を中心にエントリーしてましたが、最近はざっくばらんにやってます。

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脳番地の役割を理解する〜脳の強化書〜

脳にも番地によって「役割分担」がある

アタマがみるみるシャープになる! 脳の強化書

アタマがみるみるシャープになる! 脳の強化書

 

脳科学と聞くと、メディアに出演している胡散臭い科学者のせいでなんとなく陳腐なイメージを抱きがちだが、今尚発展途上のその研究領域に集まる期待は依然として高い。そんな脳科学のさわりのさわりの部分を知りたい!という人に本書はオススメかもしれない。

 

脳のモニタリングは基本的に電気信号の解析により行なう。脳の各部位が担う役割について、心理テストと物理的観測の両面から実験を繰り返したところ、脳の電気信号のやり取りが明らかに活性化されるパターンがいくつかあることが見つかった。そのパターン分析の成果は今日に至るまでアップデートされ、体系的に整理されている。その体系化された考えの一つが本書で紹介する脳番地である。

 

脳は場所によって働きが明確に異なる。事故によって脳の特定部位を損傷した患者に発現した症状は、実験によって確認された箇所ごとの脳機能と見事にリンクしている。本書はそれを脳番地と名付け、その働き方を理解し日頃から意識することで実生活に活かそうという趣旨の提言をしている。

 

脳の傾向を捉えて、自分の行動パターンに変化を加えてみると、思っていた以上の効果が期待できるかもしれない。

 

以下に内容を抜粋しておくので参考にしてほしい。

 

 

脳番地の成長は「枝ぶり」で決まる

 

脳番地は組み合わせて鍛えられる

⇨枝ぶりが本当に変わる

 

脳の癖

・ほめられると喜ぶ

・数字でくくると認識しやすい

・デッドラインを設けることで「オン・オフが明確になる」

・睡眠によってパフォーマンスが高まる

 

「したい」思考で発送する

 

1.思考系脳番地

思考や意欲、想像力などこうなりたいと強く望んだり、集中力を強くしたりする機能が集まっているのが特徴

 

・「絶対ノー残業デー」をつくる

→ダラダラと仕事を続けると、常に同じ脳番地を使っているので思考がうまく切り替わらない。仕事の終了時間を明確にし、そこから別の行動を起こせば、違う脳番地が使われるので、思考をうまく切り替えることができる

 

・必ず10分間の昼寝をする

→眠ることが思考をうまく切り替える最もシンプルな手段

 

2.感情系脳番地

感情を左右する扁桃体

 

・「大好きなもの」を10日間絶つ

→誘惑に打ち勝つことだけでなく、感情系脳番地にちょっとした負荷を与える

 

3.理解系脳番地

・部屋の整理整頓・模様替えをする

→空間を把握し、オーガナイズしていく能力を伸ばして、理解系脳番地を鍛える

 

・尊敬する人の発言・行動をまねる

→模倣は創造の母

 

4.運動系脳番地

他の脳番地の発達につながる基礎となっている

 

・鉛筆を使って日記を書く

→紙に書くことで、指先の脳番地トレーニングを行うことができる

 

5.記憶系脳番地

海馬が記憶を蓄積する。知識・感情との連動によりはじめて鍛えられる