kaidaten's blog~書評ノート~

日経新聞の要約や書評を中心にエントリーしてましたが、最近はざっくばらんにやってます。

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滋賀の城下町にある変なゲストハウスに泊まった

ゲストハウス無我

最近外泊する機会が多くなり、出費もバカにならないので、これまで避けていたゲストハウスを利用してみた。今回はその感想を書こう。

 

記念すべきゲストハウスデビューは、滋賀県が誇る城下町「彦根市」に門を構える「ゲストハウス無我」。ちなみに、彦根市にはひこにゃんというゆるキャラがいる。

 

古民家を改築したというだけあってその佇まいには趣がある。滋賀県内で絶大なシェアを誇るスーパーマーケット「平和堂」も目と鼻の先だ。

 

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ゲストハウスの魅力は何と言ってもその安さだ。過剰なサービスを排除し、ドミトリーを中心とした簡易な宿泊場所を提供するのがゲストハウス。旅人や外国人観光客を中心に人気を集める。ゲストハウス無我の宿泊料金も、彦根周辺の相場に比べれば破格の設定であった。

 

ゲストハウスと聞いて最初にイメージするのは、宿泊者同志の交流ではないだろうか。ゲストハウス無我においても、旅人の交流を促す粋な計らいが随所に施されていた。サブカル精神をくすぐる実用書や哲学書が詰まった本棚、オーナーも含めてこたつを囲んで和気藹々と歓談できる共有スペース、不定期で開催される読書会・対話会。

 

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そんな素敵なサービスを一切享受することなく、ひたすら一畳ほどの床の上で携帯をいじり倒していたのが、何を隠そうこの私である。私は宿泊先に交流など求めていない。欲するのは、安全な寝床だけだ。

 

 

 

電波少年の「なすび」に酷似した癖のあるオーナーは、全く交流しない私に対して若干苛ついていたのだろうか。自由人を体現したような風貌にも関わらず、やたらと細いところにうるさかった。やれ扉はもっと丁寧に閉めろだの、やれ靴の置き場はそこではないだの、口酸っぱくケチをつけられた。訳あって私は2連泊したのだが、2日目の夜には睡眠中に暖房が消され、部屋の扉も開け放たれていた。起床時の部屋は極寒。ちなみにその日の男性宿泊者は私だけだった。

 

しかしながら、そういった細かい点を覗けば、特に危害を加えてくるわけでもないので、全く問題なく快適に過ごすことができた。それどころか、寝床に湯たんぽを差し入れしてくれるホスピタリティの高さも垣間見せてきた。暖房を消して電気代を節約する代わりに湯たんぽをプレゼント。粋な計らいだ。一応Wifiもシャワーも使えた。湯圧は異常に低かったが。

 

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初めてのゲストハウスは交流を欲しない私でも問題なく宿泊することができた。ゲストハウス無我はかなり雰囲気のある建物で、好きな人は本当に好きだと思う。旅人からのメッセージノートを見てもリピーターが多いことが伺えた。旅は人生のようなもので、人生は旅のようなものだ。その旅の休憩地点、もっと言えば帰るべきところが「ゲストハウス無我」なのかもしれない。

 

今日の無我にはどんな人が宿泊しているのだろうか。

 

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