kaidaten's blog~書評ノート~

日経新聞関連の時事ネタを中心に書評ノートを公開中。小説や実用書、自己啓発本についてもたまにエントリー。

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働きながら地方公務員試験に合格する方法

政令市の技術職なら働きながらでも余裕で合格できる

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ファーストキャリアとして民間企業のサラリーマンを選択した人の多くが、入社1年目にして転職を考えるという。

 

転職先の候補となるのは、更なるキャリアップに繋がるより高待遇の一流企業、もしくは今回紹介する地方公務員。中でも政令市の公務員に人気が集中する。

 

今回は、私がかつて働きながらも、2ヶ月で政令市の地方公務員(土木職)に合格した際のメソッド(勉強法)を紹介しよう。技術職以外にも応用可能な汎用性の高いものだと考えている。

 

断言しよう。地方公務員試験は楽勝だ。

 

公務員試験に興味を持っているサラリーマンや、学生諸君は是非参考にしてほしい。

 

 

 

地方公務員試験の概要

さっそくだが、地方公務員試験の試験形式をご存知だろうか。

 

政令市であれば、

 

・一次試験:筆記試験

・二次試験:人事面接+グループディスカッション

・最終試験:幹部面接

 

といったところがベターだろうか。これに加えて、論文試験が課せられる自治体も多い。

 

気になる配点だが、近年、筆記試験の割合が少なくなってきている。かつて、地方公務員の学力試験といえば倍率が非常に高く、受験者にとって最大の関門になっていたものだ。

 

しかしながら、就活市場における民間企業との順位逆転や、団塊世代の退職等が重なり、現在では足切りとなる筆記試験の倍率は高くても15倍程度となっている。技術職となると、もっと低い。社会人枠では、そもそも筆記試験がないところもある。

 

代わって、最近の流行りは人物採用。民間と同じく人間性に重きを置く採用へと地方自治体も方針転換している。

 

高度経済成長期がとっくの昔に過ぎ去り、インフラは飽和状態。インターネットや物流の普及に伴い、地方都市の勢いが増してきた(首都圏は例外)現在、都市間競争は激化の一途を辿る。地方公務員も旧態依然とした体制から脱却し、自都市のブランドを再構築できる能力が求められている。

 

現に、主要な政令市では、柔軟な発想を持つ人材の確保に凌ぎを削っており、役所の独特な文化に染まっておらず、かつ即戦力となる社会人枠の採用を拡大している。

 

要するに、地方公務員試験においても、面接試験に対する能力が合否を左右するということだ。  

 

それでも足切りとなる筆記試験対策は必要

面接対策が重要なことに変わりないのだが、それでも筆記試験対策を疎かにしてはならない。足切りで落とされてしまったのでは元も子もない。

 

ということで、労力をかけずに筆記試験を突破するための勉強法をご教授しよう。

 

コツは流し読みと精読。そして「問題を解かない」ことだ。問題集や参考書の読み方については、こちらの書籍を参考にしてほしい。

東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)

東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)

 

公務員試験の出題範囲は非常に広いので、問題集の一問目から真面目に取り組んでいたのでは時間がいくらあっても足りない。

 

そこでオススメしたいのが、「問題と解答」をひたすら読んでいく学習法。問題は解かずに”読む”。公務員試験に限らず、受験勉強や資格試験学習にも応用できる最も効果的な学習法だと思う。

 

まずは、全体像を掴むために流し読みする。コツはあまり深く考えないこと。なんとなく問題の内容とその解法の流れが理解できればよい。それを繰り返し、徐々に精読モードへと移行していく。今度は解法を理解しながら読み進める。最終的に問題を読んだだけで解法が頭に浮かんでくるところまでいけばOK。その分野で70%解答する力は付いているはずだ。

 

そして欠かせないのが”裏技本”。 

公務員試験マル秘裏ワザ大全【国家総合職・一般職/地方上級・中級用】2018年度版

公務員試験マル秘裏ワザ大全【国家総合職・一般職/地方上級・中級用】2018年度版

 

正直これはマジで使える。先ほども述べたように、公務員試験における筆記試験の出題範囲は本当に広い。試験当日に初めてお目にかかるような問題を解かなければならなくなる。そんなときに役にたつのがこの裏技本の知識だ。

 

選択問題という特性に着目し、問題作成者の視点を完全に抑えた上で、選択肢を絞るメソッドを記載している。

 

問題を読まずとも弾ける選択肢があることをこの本を読んで学んだ。試験当日にもこのメソッドは大変役にたった。一般問題などは、半分程度が一度も解いたことのない問題だったので、裏技本の知識がなければ時間内に処理できなかったかもしれない。

 

働きながら学習を進めなければならなかった私にとって、非常に重宝した一冊であった。

 

科目別参考書

今度は科目別に使用した参考書を紹介していく。これらの参考書は、実際に公務員試験に合格した知人から勧めてもらったもので、私の独断で推薦するものではない。

 

確実に点を取れる数的推理、判断推理、資料解釈

一般問題で確実に点を獲得できるのが、パターン化されているこの3つの領域。試験の5割程度を占めるが、対策していないと限られた時間で正当することが難しくなってくる。

 

使用した参考書は、畑中敦子シリーズ。ここに載っている問題と解法を頭に叩きめばOK。

 

判断推理、数的推理、資料解釈の問題を確実に解ききり、裏技本の知識で、他の問題を適当に解いておけば確実に6〜7割の得点を獲得することができる。だからこそ集中してこの領域の学習に時間を割くことをオススメする。

 

畑中敦子の数的推理の大革命! (公務員試験・専任講師シリーズ)

畑中敦子の数的推理の大革命! (公務員試験・専任講師シリーズ)

 

 

畑中敦子の判断推理の新兵器! (公務員試験・専任講師シリーズ)

畑中敦子の判断推理の新兵器! (公務員試験・専任講師シリーズ)

 

 

畑中敦子の資料解釈の最前線! (公務員試験・専任講師シリーズ)

畑中敦子の資料解釈の最前線! (公務員試験・専任講師シリーズ)

 

 

 

 

土木の専門問題集

 私は技術職(土木)で試験をパスしたので、土木領域の参考書を紹介する。

 

土木はあまり魅力に感じられないかもしれないが、道路ネットワークの構築から都市開発まで割と大きな仕事をすることができる。あと、大所帯なので出世コースにも乗る。土木出身の副市長・市長もめずらしくない。

 

参考書は以下の3つ。初心者にもわかりやすく、問題の選択も適切。読み物としてもよいだろう。特に”三力”(水理学、土質工学、構造力学)を解説した必修科目編は必須。私は、大学院入試でこの範囲の学習を終えていたので割と学習しやすかった。問題を解くことは一度もなく、流し読み+精読だけで当日かなりの感触を得ることができた。

 

ちなみに、紫色の実践問題集については、購入したものの結局ほとんど目を通すことはなかった…

土木職公務員試験 専門問題と解答[必修科目編]

土木職公務員試験 専門問題と解答[必修科目編]

 

 

 

土木職公務員試験 専門問題と解答[選択科目編]

土木職公務員試験 専門問題と解答[選択科目編]

 

 

 

土木職公務員試験 専門問題と解答 実践問題集 必修・選択科目編

土木職公務員試験 専門問題と解答 実践問題集 必修・選択科目編

 

 

面接対策

面接対策が一番重要。

 

本来一から書いてもよいのだが、かなり長くなるので、就活生向けに面接対策を詳しく書いたもう一つのブログを紹介しておく。

 

正直、公務員試験では喋れない学生が多すぎる。人物採用とは謳っているものの、受験者の質は確実に民間一流企業のそれよりも低い。だからこそ、きちんと対策をしておいて、スムーズに面接官とやり取りできるようになれば突破することができる。

 

何を話すかではなく、どのように話すかがポイントだ。

 

kyodaishukatsu.hatenablog.jp

 

 

 グループディスカッション、論文試験

私が受験した自治体では、グループディスカッションが鬼門だったりする。行政に関連するテーマを与えられ、即興で作ったチームで討論し、試験官への発表まで行った。

 

私自身は民間の採用試験を経験しており、事前に対策していたのであまり苦労しなかったが、新卒の学生たちは割と混乱していたように見える。

 

肝心の対策だが、実は論文試験の参考書を熟読することで、間接的に公務員試験向けのグループディスカッション対策に繋がっていた。

 

以下の参考書は、論文試験対策としても重宝したのだが、自治体が抱える様々なテーマについて解説されているので、精読していればグループディスカッションで与えられる「お題」の答えが頭の中に自然と入っているはずだ。あとは、適当に議論の方向がその答えに向かうよう発言していれば合格。

 

 

さいごに

ということで、地方公務員試験の学習法の紹介でした。

 

働きながらの受験は時間との闘いだ。最短で合格を勝ち取るための工夫は、社会人としても必要な素養だと思う。いかに効率よく、ボーダーまで実力を持っていくのか考えながら動く。その姿勢は入庁後も確実に役に立つはずだ。

 

受験者の健闘を祈る。