kaidaten's blog~書評ノート~

日経新聞関連の時事ネタを中心に書評ノートを公開中。小説や実用書、自己啓発本についてもたまにエントリー。

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今更だけどキングダムが面白すぎる

 死ぬほどアツい漫画「キングダム」

キングダム コミック 1-50巻セット

キングダム コミック 1-50巻セット

 

今更月並みなんだけども、キングダムってめちゃくちゃおもしろいよね。

 

歴史物は別に好きじゃないんだけど、キングダムは別格。こんなに男心くすぐる漫画は近年稀に見る。ワンピースよりも断然おもろい。稀に見る傑作だからこそ、その売れ行きも半端ない。

 

なんかこう、感情がこもっているのがわかる。絵のタッチは少し苦手なんだけど、それを補ってあまりある表現力。キングダムの作者、やっぱ半端ない。

 

知力と腕力のぶつかり合い、個性あるキャラクターのそれぞれの物語。下克上ありきの、戦士としての格がものをいう世界がとにかく熱くて、1巻からものすごいスピードで読破してしまった。

 

 

 

個人的に気に入っているのは合従軍戦。物語の舞台「秦国」に隣国の合従軍が攻め入ってくる大戦争。この舞台での勝利は秦の快進撃のきっかけとなる。秦だけでなく、趙や楚といった敵国にも魅力的なキャラクターが多く、それらが一同に会す戦闘。おもしろくないわけないやん。

 

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そしな中でも私が群を抜いて好きなキャラが「王翦」将軍。超クール。クレバー男子の憧れ的存在。後に秦の中華統一の立役者となる人物だけあって、相当なオーラを放つブレインとして描かれている。甲冑ダサくて重そうやけど。

 

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自分がもし戦国武将だったらどういう戦い方をするだろうか。刻一刻と変わる戦局を冷静に見極め、戦場でリーダーシップを発揮しながら適切に対処することができただろうか。

 

結局のところ、武将って超絶優勝な人でないと務まらなかったはず。一流のプロサッカー選手みたいなもん。類稀なる人心掌握術と空間認知能力を持ってはじめて戦をコントロールできる。そのような才能を持ち合わせた人物が出世し、名を轟かせていた春秋戦国時代。ロマンだね。

 

ただし、戦に惨さはつきもの。今では考えられないほどの陰惨な暴力が横行しており、この時代に生きた人々は大変だっただろうなと思う。そういう意味で、民主主義の平和な現代日本に生まれて、結局のところ私は幸せ者なのか。

 

やっぱ歴史物は、本や漫画で追体験するのが一番。時代が進めば進むほど厚みが出るのが「歴史」。今後、キングダム級の漫画はそう出てこないだろうが、十数年に一度のタイミングで才能ある漫画家は必ず生まれてくるわけで、まだ見ぬ歴史作品が未来で私を待っている。そう思うとわくわくする。長生きしよう。