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kaidaten's blog~書評ノート~

日経新聞の要約や書評を中心にエントリーしてましたが、最近はざっくばらんにやってます。

アマゾンからカーリースが可能に!ローンとリースの違いは?〜日本経済新聞2015年12月18日〜

アマゾンからカーリースが可能に

 

都心部を中心にカーリースの利用が身近なものになってきている。車を買う買わないの判断に、「カーリース」という新たな選択肢が加わろうとしている。

 

そんな時流をいち早く察知して、通販最大手”アマゾン”がカーリースの取り扱いを始めた。

 

例のごとく日経新聞の記事を題材に当ブログでその詳細を紹介してみよう。対象の日経記事は2015年12月18日「アマゾンで新車販売〜オリックス自動車がリース〜」。

 

マイカーを購入する際のローンの手続きとカーリースの契約手続きの比較も行っているので、是非参考にしてほしい。

 

 

 

日経記事要約

オリックス自動車がリース、国内全車種自宅で

オリックス自動車はネット通販のアマゾンで、2015年12月から個人向けに国産新車のリース販売を開始。利用者は画面上で異なるメーカーの車種を価格やデザインを比べながら検討できる。支払額はローンで購入した場合と同程度になり、契約満了後は所有権が利用者に移る。リース販売は、まずトヨタの「プリウス」やスズキの「アルト」など人気の高い17車種で始め、2016年4月を目処に国内メーカーの全車種に広げる計画。アマゾンは世界各国でネット販売を手掛けているが、多様なメーカーの新車を本格的に扱うのは日本が初めてということで、期待が寄せられている。

 

アマゾンからリース契約までの流れ

顧客はインターネットで好みの車種やモデルを注文し、オリックス自動車の審査を経て同社と書面でリース契約を結ぶ。注文から1〜2カ月で自宅に届く(以下図参照)。

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リース販売とローンの比較

リース期間は7〜9年で、9年の期間満了後は車両の所有権がオリックス自動車から個人に移る。月々の支払額は車両価格が200万円前後の車で3万円弱になる見通し。支払総額は同期間の自動車ローンと同程度になる自動車税自賠責保険などの諸経費はリース料に含まれるため、月々の支払額を一定にできる利点がある。

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オリックスの戦略と国内リース市場の展望

オリックス自動車は自動車リースの最大手で、個人契約のリース車両約5万台を保有する。メーカー系の自動車販売店から一括購入することで仕入れ価格を抑えて競争力を高める考えだ。当社は新車で月間50台程度の契約を見込む。国内乗用車の新車販売台数は1990年の510万台をピークに減少に転じており、2014年は469万台だった。日本自動車販売協会連合会に加盟する新車販売店も、2014年は2000年と比べ14%減っている。日本では個人の新車購入時のリース契約は2%程度にとどまるが、先行する米国ではリースの利用が2割以上を占める。ネットを使ったリース販売で若い世代や地方の顧客を開拓できれば、自動車市場の活性化にも繋がりそうだ。

 

感想 

記事頭にリンクを貼っているように、実際にアマゾンのWEBサイトでカーリースの取り扱いが始まっている。リースサービスの形態は、「まとまったお金はないのでマイカーを購入する気はないけど、特定の期間、車があれば便利」といった、学生を中心とした若者世代のニーズを掴んでいる。実際に私の友人も、学生時代にカーリースを利用していた。税金や車検費用が要らない点も大きなメリットだろう。今回オリックスとアマゾンが手掛けるカーリースサービスに欠点があるとするならば「契約期間の長さ(7〜9年)」だろう。もう少しフレキシブルに期間を設定することができれば、通販からのカーリース販売も流行るのではないかと個人的には思う。